偉人の成功法則をなぞっても満たされない。わたしが自分の感覚だけを信じるようになった話

本 ESSAY

「これをやれば理想の自分に近づける…!」

20代で離婚を経験したわたしは、30代半ばごろまで自分をアップデートすることに夢中になっていました。

完璧な目標を立て、成功者の言葉を書き写し、言われた通りの手順を踏む…。

その先にこそ、ようやく辿り着ける「理想の自分という正解」があるのだと疑っていませんでした。

 

でも、どれほど努力を重ねても、毎日が焦燥感でいっぱいだったのです。

理想を追えば追うほど、本来の自分から遠ざかっていくような、消えない違和感。

 

ところが、今のわたしは、かつてないほど穏やかで安心の日々を過ごしてます。

それは、自己啓発や成功法則、幸せのレシピから卒業したからでした。

成功法則の果てにあった「違和感」

世の中には、さまざまな「成功法則」「正しい生き方」があふれています。

それらを学べば、自分もまた「何者か」になれるはずだと熱心に追いかけてきました。

「目標を持たなければダメだ」と自分を律し、完璧な計画通りに動けない自分を責める。

でも同時に、がんばればがんばるほど息切れして、心の底で広がる「違和感」…。

 

あるとき、その「違和感」の正体をやっと言語化できたのです。

 

成功談や成功法則の多くは、成功した人があとから過去を振り返り、意味づけをしたものに過ぎないのだと気づきました。

結果の見えない渦中にいるとき、本人でさえ、その瞬間が未来の転機になるかなんてわかりません。

もちろん、小さなひらめきや直感はあったかもしれない。

 

でもそれは、その人の生き方や性格・その時代・その瞬間に固有のもの。

それが、わたしに、果たしてどこまで適用するのか?

そう自分に問いかけたとき、成功法則という呪いから解放されたんです。

 

そう、他人が作った物語の表面だけをなぞっても、自分の心が満たされることはありませんでした。

(もちろんそういう体験談は感動するけどね)

21年前の「感覚」という小さな道しるべ

海、パートナー

この気づきを確かなものにしてくれたのが、今の最愛のパートナーの存在。

21年前、バイトと店長の関係で出会ったわたしたち。

彼は、わたしとの採用面接の日を忘れてパチンコに行っていたという、お世辞にも「成功のシナリオ」とは呼べない始まりでした。

 

けれど、彼が持つ軽やかさに触れたとき、「いいな」と感じたんです。

彼は仕事を楽しんでいたし、スタッフもお客様も楽しそうで、職場の雰囲気は最高でした。

21年間さまざまな環境で働いた今でも、「過去最高の環境だった」といえるほど。

当時コミュニケーション能力ゼロだったわたしは、彼のようになれたらいいのに…と憧れの存在でした。

 

ただ「なんとなく気になる」という、自分の内側から湧き上がる小さな好奇心。

それがずっとわたしの心に残り続けていました。

それもあってバイトを辞めたあとも、何年たっても、年に一度食事をして近況を語り合うという時間を共有していました。

 

自分の内側にある「この人といると楽しいな」や「心地いいな」という小さなサインをキャッチし続けた20年後、

関係性がガラリと変わってしまったのです。

「絶対この人と付き合いたい!」なんて目標は微塵もありませんでした(笑)

 

ただ、自分の内側の「心地よい」感覚をもとに、行動してみる。

それを続けただけ。

たったそれだけのことが、あるとき運命を大きく変え、想像もしなかった穏やかな景色が広がっていました。

「自分の感覚」を無視してしまう地獄の選択

海、女性

もしも今も、自分の感覚を無視して、外側の正解やノウハウだけを頼りにしていたら。

きっと今頃、さらに息苦しさは増し、自分を追い込み続けていたと思います。

 

自分の感覚は自分にしか分かりません。

世間の流れとは正反対だったり、外側からは危うく見えたりすることもある。

それでも、誰かが作った成功の型をなぞり、自分の人生の主導権を他人に渡してしまうことの方が、

わたしにとっては耐え難いことだったんです。

自分の感覚を無視し続けた先にあるのは、どれだけ頑張っても満たされないという孤独な地獄です。

 

自分の感覚をまずは少しだけ信じてみる

それが、何よりも心強い自分だけの成功法則を育てることにつながると確信しています。

あなただけの物語を紡ぐ「余白」

女性、花

成功の法則という言葉は、後になって振り返るからこそ形が見えてくるもの。

今、わたしたちが自分の感覚を信じて選んでいるその小さな一歩も、

何年か経って振り返ったとき、自分だけの物語・成功法則になっているはずです。

 

巷にあふれる成功法則よりも、

まずは自分自身のその「なんとなく」という声を、一度そっと掬い上げてみる。

頑張りすぎて固くなってしまった心に、少しの余白があればいい。

そこから「あなただけの物語」が紡がれます。

 

何かを達成しなくても、ただそこにいるだけで大丈夫。

そんな「羽休め」のような場所を、公式LINEに作ったのでよかったつながってくださいね^^

 

羽休め、する?

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