「解決しないセッション」が生まれました。

お守りSESSION

ここ数日、HPのリニューアルをしておりました!

かなり気合を入れて作ったので、じっくり見てもらえたらうれしいです^^

今まで「お守りプロダクト」として出そうと思っていたもので、リリースできていたのは「お守りZINE」だけだったのですが、

今回新たに「お守りSESSION」をリリースしました✨
ご興味のある方は下記からくわしくご覧いただけます。

実は、これまでは1つのカリキュラムを組んで提供していたのですが、今後は短い期間のもので展開していこうと思っています。

カリキュラムを作るというのもピンと来なくなってしまったのでこの形に収まりました^^

そのあたりの経緯は、また機会があったらお話しようと思います。

 

さて、今回は「解決しないセッション」が誕生したはじまりのストーリーをブログでもシェアさせてください。

「聴いてもらっても私は救われません」と言うクライアントさまとの出会い

「聴いてもらっても私は救われません」と言うクライアントさまとの出会い

わたしがまだ資格を取ったばかりのころ、電話カウンセリングであるクライアントさまに出会いました。

その方は電話越しに「もう消えてしまいたい…」と深刻な声で言うのです。

そう言われたところで、電話越しのわたしには話を聴くことしかできませんでした。

なので、そう伝えると彼女は

「話を聴いてもらっても意味がない。何の解決にもならないし、私は救われません」

と言うのです。

それでもわたしは「役に立たないかもしれないけど話したい」と伝えました。

こうしてポツポツと話してくれるうちに、彼女の声に張りが戻り、ついには電話越しに笑い声が聞こえたのです。

そして彼女は最後にこう言いました。

「話を聴いてもらうってホントにラクになるんですね!」

励ましも慰めも虚しい。バカにされているように感じる

また別のセッションで、ある男性は開口一番に

「慰めや共感されても意味がない。虚しい」

と言いました。

実は、その方はある災害で被災されており、周りから「大変でしたね」「頑張って」と声をかけられるたびに、深く傷ついていたのです。

世間のニュースで取り上げられなくなっても、彼は苦しみの中にいたままだったから。

やはりわたしにできたのは、ただ、話を聴くことだけでした。何かを言おうとせず、ただ最後まで聴き続けました。

そして、気づいたのです。

わたしに彼の苦しみや悔しさ、行き場のない怒りがわかるわけがない、と。共感なんてもってのほかだったのです。

なのでそのことを正直に伝えました。

そして、十分にお話をうかがった後でどうしても言いたくなったので、「よくここまで、たくさんの想いを抱えてがんばってこられましたね」というような言葉を伝えました(正確には覚えてません。必死だったので)

すると、彼は静かに涙を流してこう言いました。

「やっとわかってもらえました…」

「どうして解決してくれないんだ!」と言われて

もちろん、うまくいった経験ばかりではありません。

あるクライアントさまから「なぜ解決してくれないんだ!」と厳しく言われたことがありました。

ただ話を聴くことしかできない自分のやり方に、わたし自身も意味を感じられなくなりました。

もっと知識があれば。もっと技術があれば。もっと適切な解決策を提示できれば…。

そう考えたわたしは、心理療法や心のしくみについて、さらに学ぶようになりました。

やがて、悩みに対して「こうしてみてはどうでしょう」とお伝えできることも増えていきました。

けれど――解決策をお伝えして、その場では「やってみますね」と納得していただいても、また別の悩みが現れる。

ひとつ解決すると、またひとつ。それを繰り返すうちに、わたしの中に小さな疑問が生まれました。

もしかして、わたしが疑うべきだったのは「解決できない自分」ではなかったのかもしれない。

ずっと「問い」を間違えていたのかもしれない

「どうすればクライアントさまたちはラクになれるだろうか」

長いあいだ、わたしはそう考えてきました。けれど、この問いには最初からひとつの前提がありました。

「彼らには解決しなければならない何かがある」

という前提です。

不安があるなら、安心に。自己否定があるなら、自己肯定に。苦しい過去があるなら、癒された過去に。

より良い状態へ変わることを目指して、わたしたちはたくさんのことを学びます。わたし自身も、ずっとそうしてきました。

でも、これまで出会ったクライアントさまたちを思い返すと、不思議なことに気づきます。

「話を聴いてもらっても救われない」と言っていた人が、話すうちに笑っていた。

「共感なんて意味がない」と言っていた人が、自分の言葉をただ受け取ってもらったとき、涙を流した。

わたしが彼らを「解決」したわけではありません。何か正しい答えを与えたわけでもありません。それでも、その人の中で何かが動いていた。

だとしたら――本当に、まだ何かを解決する必要があるのでしょうか。

わたしは今、そうは思っていません。人にはもともと、自分なりに感じ、選び、生きていく力が備わっています。

だから「解決する」という前提そのものを、疑ってみてもいいのかもしれない。

こうして「解決しないセッション」は生まれました。

 

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